屋根塗装は紫外線や熱から家を守る役割がある
屋根塗装は紫外線や熱から家を守る役割がある
屋根塗装は、建物の美観を維持するだけでなく紫外線や熱から家を守る役割も担っています。
太陽光を浴びて活性酸素が増えると皮膚に悪影響を及ぼしますが、紫外線は屋根に対しても大きなダメージを与えます。
夏になると高温になり冬が来ると低温になる屋根は、風の影響も受けやすいです。
屋根塗装に使っている塗料が古くなると塗膜が弱くなり、雨漏りなどのトラブルが起こりやすくなります。
雨水が建物内に入るとカビの原因になり、柱などが腐食すると構造の問題にも発展します。
外壁と違って目にする機会が少ない屋根は、気が付いた時には劣化が進んでいるケースも多いです。
屋根塗装のメンテナンス時期は約10年が目安ですが、建物の環境によって早く劣化する可能性もあります。
使用する塗料によって家屋のコンディションが異なるので、事前に担当者と話し合って適切な塗料を決めます。
油性塗料は耐久性や防水性が高く、水で希釈する水性塗料は臭いが少ないです。
最近は高機能塗料も次々と登場し、屋根塗装で快適な生活空間を実現できます。
屋根塗装で遮熱性が高い塗料を使用するメリット
屋根塗装に使われる塗料には様々なものがありますが、遮熱塗料もその中のひとつです。
遮熱塗料とは、太陽光を効率的に反射させる機能を有した塗料のことで、屋根塗装に使うことで屋根が太陽光によって熱を持ちにくくなります。
その結果、夏場でも室内の温度上昇を抑制する効果が期待できます。
どの程度の効果があるのかは塗料によって違いがありますが、一般的には真夏の日中における室内温度上昇を3~5℃下げる効果が得られるとされています。
特に、屋根材が薄く熱が屋根裏に届きやすいスレート瓦、熱伝導率が高く表面温度が上昇しやすい金属屋根の場合は高い効果が得られる可能性が高いです。
なお、遮熱塗料は屋根表面が汚れると太陽光を反射する能力が低下するデメリットがあります。
定期的に屋根表面を洗浄すれば遮熱効果は持続しやすくなりますが、洗浄に要するコストや手間を考えると低汚染性の機能を併せ持った塗料を選ぶのがおすすめです。
遮熱性と低汚染性を兼ね備えた塗料であれば、屋根表面に汚れが付着しにくくなるので、遮熱性能が維持されやすくなります。